第7回金沢学会

金沢学会2014 >開会あいさつ

開会あいさつ

■開会あいさつ

 

 

 

金沢創造都市会議開催委員会会長
一般社団法人金沢経済同友会代表幹事
安宅 建樹


 皆さんこんにちは。今年度から金沢経済同友会代表幹事ということで、金沢創造都市会議開催委員会会長をさせていただいております。よろしくお願いいたします。
私が同友会に入り4、5年経ちますが、毎回この会議に出席させていただいております。これまでは、飛田前代表幹事が大変示唆に富んだ深い基調スピーチをされ、そのスピーチを基に議論が展開され、色々な意見が出され、大変高いレベルに成長してきたということです。今日はご欠席ですが、これまでこの会議をリードしていただいた飛田前代表幹事に心から敬意を表したいと思います。また、この会議の準備、運営を一手に引き受けていただいております実行委員会の皆さんにも心から御礼を申し上げたいと思います。
この金沢創造都市会議、金沢学会は、皆さんご存知の通り、平成9年に金沢経済同友会の40周年記念事業の一環として発案され、その翌年から3回、プレ・シンポジウムを行いました。平成13年からは金沢創造都市会議と金沢学会が交互に開催され、今回金沢学会が7回目となり、昨年は金沢創造都市会議の第7回が開かれておりますので、計17回、17年にわたって続いております。金沢経済同友会の事業としては最も長い歴史を持っており、金沢の魅力づくりを議論し、提言し、実践してきたと理解しています。金沢市が平成21年に、ユネスコの創造都市ネットワークに、世界で初めてクラフト部門に登録されたことも、金沢学会あるいは金沢創造都市会議が継続して開かれてきた成果である、とうかがっており、これまで重要な役割を果たしてきたと思います。
さて、今日の新聞に大きく出ておりますが、いよいよ来年3月14日の北陸新幹線金沢開業まで、ちょうど100日です。この日を目がけて開催したわけではありませんが、節目の日に当たります。金沢経済同友会としては、このような都市会議、そして金沢学会ばかりでなく、世界遺産登録運動、金沢検定、企業市民の運動展開などを通じて、北陸新幹線金沢開業を照準に地域磨きを続けてきたわけで、私の個人的意見かもしれませんが、大変多くの成果が出てきたのではないかと思います。これも、今日ご出席の皆さんの色々な提言が成果に結びついてきたのではないかと思います。来年になると、新幹線が金沢へ来ます。創造都市会議の関連で申し上げれば、来年5月には世界の創造都市関係者が金沢に集う創造都市ネットワーク世界大会が開催される予定です。また、創造都市市長サミットも開催される予定で、金沢の魅力を世界にアピールする絶好のチャンスと思っております。また、金沢経済同友会としては、その前月に金沢で3回目の全国セミナーを開催する予定です。その際には前々回(第6回)、前回(第7回)の金沢創造都市会議にゲストとしてご出席いただいた、近藤誠一前文化庁長官を基調講演、そしてパネリストにお迎えします。金沢創造都市会議は、金沢学会と連環して、金沢の地域磨きの試みや努力の結果を内外の皆さんにアピールしたいと思っています。
今日は、ご多忙の中を本当に多彩なゲストにご出席いただいており、心から感謝を申し上げます。これまでの取り組みをベースとした「近未来への活力」を総合テーマとしています。北陸新幹線開業後1、2年の金沢は間違いなく賑わっていると思いますが、広報関係を含め、その賑わいをいかに持続し、深めていくかという課題もあります。そのような意味で、今日は「ポスト新幹線」を意識した課題をディスカッションされると聞いています。金沢市は、全国に先駆けて日本の創造都市として登録されたのですが、最近は色々な都市が創造都市に手を挙げ、登録されています。金沢がワン・オブ・ゼムで良いのか、ということも気にかけており、より一段高い創造都市を目指して行く必要があるのではないかと思っています。金沢が一段グレードアップするような議論が行われ、それをわれわれが実践し、より良い創造都市にするよう頑張って行こうと思っていますので、今日の議論には大いに期待しています。以上のことをよろしくお願いし、開会のご挨拶とさせていただきます。


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第一日目  12月4日

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